2018年 03月 22日
腹見せも開き直りも |
最近ようやく文字が読めるようになってきたのでいそいそと本を買ったり図書館で借りたりして、せっせと積ん読だの読み切れずに返却だのしています。
やっぱり文庫は一瞬の隙を見て読みやすいのか、一昨昨日購入した瀧波ユカリさんの『30と40のあいだ』を無事読了。
おおむねプププと読んでおりましたが、特に腹に残っているのが『女子と「マウンティング」』という章に挿入された1ページまんがにあった「腹見せ」。
わたしなんてダメダメ~~~と、マウンティングの土俵に乗らないための防御策として繰り出される「自分ダメ人間ですから」宣言のことを「腹見せ」と称しておられました。実に絶妙です。
で、この「腹見せ」を、わたしは他人に対してではなく自分に対して行っている場合がままあるんじゃないかとふと思ったわけです。
たとえば「産後脳味噌がすっかりお馬鹿になってしまった」という実態があって、そしてそれは歓迎されざるもので、そういう類いのものは得てして「言い訳」に、そして新たな「呪縛」に転じやすい。
子どもを産んで以降、自分にはためらってる時間も余裕もないんだわ、ガンガン行くんだわというのが基本姿勢ではあっても、自分の中にネガティブな何かが潜んでいると、ふとした瞬間にそれが頭をもたげてきて自分でも気付かないような些細な「言い訳」をしている。
というか、言い訳になり得るんだよなと。
心身の状態によって前進するための「開き直り」にも、自分への「腹見せ」すなわち「言い訳」にもなる。
こういう曖昧で不安定なものを常に抱えているのが人間なのかも。
それを自分は今どう扱っているのかまで観察できたら、次の場所に行けるのかも。
あっ、『産む女』の「キルケゴーーーーーーーーーール!」には爆死しました。
やっぱり文庫は一瞬の隙を見て読みやすいのか、一昨昨日購入した瀧波ユカリさんの『30と40のあいだ』を無事読了。
おおむねプププと読んでおりましたが、特に腹に残っているのが『女子と「マウンティング」』という章に挿入された1ページまんがにあった「腹見せ」。
わたしなんてダメダメ~~~と、マウンティングの土俵に乗らないための防御策として繰り出される「自分ダメ人間ですから」宣言のことを「腹見せ」と称しておられました。実に絶妙です。
で、この「腹見せ」を、わたしは他人に対してではなく自分に対して行っている場合がままあるんじゃないかとふと思ったわけです。
たとえば「産後脳味噌がすっかりお馬鹿になってしまった」という実態があって、そしてそれは歓迎されざるもので、そういう類いのものは得てして「言い訳」に、そして新たな「呪縛」に転じやすい。
子どもを産んで以降、自分にはためらってる時間も余裕もないんだわ、ガンガン行くんだわというのが基本姿勢ではあっても、自分の中にネガティブな何かが潜んでいると、ふとした瞬間にそれが頭をもたげてきて自分でも気付かないような些細な「言い訳」をしている。
というか、言い訳になり得るんだよなと。
心身の状態によって前進するための「開き直り」にも、自分への「腹見せ」すなわち「言い訳」にもなる。
こういう曖昧で不安定なものを常に抱えているのが人間なのかも。
それを自分は今どう扱っているのかまで観察できたら、次の場所に行けるのかも。
あっ、『産む女』の「キルケゴーーーーーーーーーール!」には爆死しました。
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by hoopayumi
| 2018-03-22 22:57
| つれづれ