2012年 09月 16日
函数であるわたし |

写真は先日の三内丸山遺跡でのもの。ラビラビのみなさんと。別の次元に突入したような、場のエネルギーが励起したぶっ飛びワンダフルタイムでした。
こうしたジャムセッションを経験する度に「わたしは函数だ」という思いを強くします。数字を入れてごにょごにょしたらこんなん出ましたっていうファンクション、あれです。
ジャムセッションは演出や段取りのあるパフォーマンスとはちょっと違って、最中に気に掛けていることといえば、フープと奏者さんや機材との間合いだったり、ステージの床面の状態だったりと、安全に関することだけです。
自分の眉間の辺りを開いて、自分の体を明け渡します。後はお客さんや奏者さんのエネルギーで満ち満ちる場に任せるだけ、わたしの手足を動かすのはわたしの意識ではありません。エネルギーの流入があって、それがわたしの肉体というファンクションを介して踊りとして顕現し、そして更なるエネルギーを呼ぶ、その循環に組み込まれるだけです。それは大変楽で心地よい体験です。止まない音の流れに足がもつれて動かなくなっても。
そしてこの感覚はしばしば日常においても立ち現れます。うまいこと説明できませんが、わたしは函数たる肉体の感覚を得てから、自分の内に何かを保持しようという気が無くなりました。わたしの外はとても豊かで、身を投げ出しさえすればよいからです。ありがたいことです。
by hoopayumi
| 2012-09-16 00:58
| フープダンス考